2019年5月30日木曜日

【連載ブログ「学校に行けなかったわたし」】~ 思い出せない… ~

いままでのこと、つらかったこと、学校へ行けなかった日々、また学校へ休みながらも行き始めた日々。
そのことを、思い出したくない、と思うことがあります。 
思い出すとき、頭の中のふたをあけるような感覚になります。 
そのふたを開けてしまうと、そのときのつらさを追体験?してしまうような気持ちになります。 
つらいときのことを、考える、思い出す、というのは、とても、つらいことだと感じます。 
つらかった自分を、つらかったね、と認めてあげられるところまで、きていれば、いくらか、楽になれたときなのかもしれません。 
しかし、私はまだまだその、はざまにいるようです。 

しかし、それと同時に、つらいときのことを、思い出せない、というときもあります。 
それは、本当に忘れてしまったのではなく、思い出すとつらくなってしまうので、頭や体が思い出せないようにしているのかもしれません。
でも、こんなにつらい体験、経験も、思い出せない、それは、頭や体の防衛反応であったとしても、思い出せないというときも、あるんだ、くるかもしれないんだ、と伝えたいです。 

私は、つらさには、段階があって、とてもつらいその渦中、一旦思い出すこともできなくなる、その後、自分でそのつらかったことを認めることができたり、誰かにつらかった体験、経験を、話すことができるという風なものがあるのではないかと思っています。 

私もいま、こうして、皆さんに向けて、私の体験したことを、お話しさせていただくことで、いままでのつらさを、受け入れたり、整理させてもらったり、しています。 
私にとってとてもありがたく、大切な場です。 
大切な場所とさせてもらっています。 

まだはざまにいるので、時々、思い出せなくなる時もまだあります。

皆さんもいつか、いまのつらさから、抜け出したり、離れたりすることができて、そのつらさを、受け入れることができる日がくるといいなと思っています。
わたしもそれを願っています。