2019年6月1日土曜日

【個塾だより】焦り

進研模試が終わりました。
自己採点しながら、
「あっ。」
「あ~」
「お~」
など様々な声が漏れています。

先日ある生徒(浪人生)と話をしていて
「やっぱり焦りますよ~」とのこと。
体調を崩してて5月下旬に入塾して、勉強を再スタートしたばかり。
朝から夜までがっつり頑張っている友達の話なんか聞くと、やはり焦りますよね。

『焦る』って、マイナスの言葉のイメージがありますが、
私は「正常な心の動き」だと思います。
今自分のいる場所がわかっていて、目指すべき場所が遠くにあるから、「間に合わないかも」の不安が出て来ての『焦り』ですよね。

でも、
今の自分の場所が分からないならば、ゴールまでの距離もわからないし、計画の立てようもないですもんね。違う方向に行っちゃうかもしれないし。
(結構多いです。自分の場所がわかっていなくて、スタートできてなくて、見ているこちらが”焦る”こと。;^^)

だから、
”今自分のいる場所”がわかってるって、一歩スタートできてるってことですよね。
「はじまりはすべての半分」。スタートできているって、すごいです。

確かに、『焦りすぎ』はきついですね。視野も狭くなるし、空回りし始める。
でも、最初の『焦り』は、”今の自分を受け入れた”ということ。
すべてはそこからだと思います。
素直に話も入っていくし、やるべきこともはっきりしていく。
プライドを捨てて、頑張りだす人は強い。

ちなみに、『焦り』の語源は、『あしせり(足迫り)』だそうです。足だけが勢いがある情況(せり・迫り)になって全身がおいつかないことを表現した言葉だそうです。
足だけでも動かしはじめている、そんな光景が目に浮かびます。
まずはそこから!