2022年10月1日土曜日

【個塾だより】習慣が人をつくるー自分に変えたいことがあれば、新しい習慣をつくってみましょうー

まず人間が習慣をつくり、次に習慣が人間をつくる

16-17世紀イギリスの劇作家・シェークスピアの言葉です。

習慣とは、自分の中でパターン化された思考や言動などのことです。

思考や言動などの「癖(くせ)」です。

そして習慣は、一度パターン化されると、時間とともに強化されます。
何度も同じ思考や言動を繰り返していると、そうなります。
違うことをすれば、落ち着かないです。
癖ってそういうものです。

だから、新たに「○○したい」と思っても、
新しい思考や言動は、「今の」習慣が邪魔して、なかなかうまくいきません。

でも、習慣=癖は、意識すれば変えることができます。
新しい思考や言動を意識して繰り返せばいいんです。
新しい思考や言動を繰り返して、強化する。
パターン化して、新しい癖にすればいいんです。

20年近く前のことです。
すぐに「ウザッ」という生徒がいました。
自分の感情を表す言葉を見つけられずに、すべて「ウザッ」ですませていました。
「ウザッ」が習慣になっていました。
そこで、「ウザッ」禁止令を出しました。
「ウザッ」を一回言うごとに、何か罰ゲームをしたような気もします。
同時に漢字の練習などもして言葉を増やしていきました。
しばらくすると、「ウザッ」の代わりに何か別の表現を探すようになりました。
「ウザッ」のパターン化が薄らぎ、
状況にあった言葉をさがす思考・言動パターンが強化されました。
言葉が見つかるようになると、自分の感情を自分で理解できるようになりました。
自分の感情の原因や対処方法が自分のなかで見つかるようになりました。
自分のことがを客観的に見るようになったのでしょうか、
次第に落ち着きが出てきました。
その頃には、新しい思考・言動がパターン化されていきました。
新しい習慣が生まれてきました。
人間が丸くなっていきました。
習慣が人をつくる一例かなと思っています。

さぁ、「したいことを実行する」新しい自分をつくっていきましょう。
すべては自分の意識から。