中東カタールで、サッカーのワールドカップが開催されています。
日本戦になると、テレビ中継も、ネット中継も、ものすごい数の人が視聴しますね。
「にわかサポーター」なんて言葉も出てきます。
私は、悲しいかな、「にわかサポーター」にもなれません。
(「にわか」って、「にわか雨」でよく聞きますが、
恥ずかしながら、以前は「ちょっとした雨」だと思ってました。
正しくは「急な雨」なんですね。)
サッカーの試合を前後半90分見ているのが疲れます。
常にゲームが動いているからでしょうね。ハイライトがちょうどいいです。
私の場合は、動きに「間」のある野球の方が性があってるみたいです。
(本当は、私には見えないだけで、常に動いているんでしょうね。)
そこで、今回の個塾だよりはプロ野球選手にまつわるエピソードからの言葉です。
それが、「おい、あくま」、「あおいくま」です。青色の熊ではないですよ。
「おい、あくま」は、「世界の盗塁王」福本豊さん(元・阪急ブレーブス)がコーチに言われた言葉。
「あおいくま」は、今年大活躍した湯浅京己投手(阪神タイガース)が独立リーグ時代にコーチから言われた言葉。
ともにコーチが選手を励ます際に伝えた言葉だそうで、ほぼ同じことを言っています。
「お」:怒るな。
「い」:威張るな。
「あ」:焦るな。
「く」:腐るな。
「ま」:迷うな。負けるな。
です。順番を変えれば「あおいくま」になりますね。
福本さんがコーチから言われてから、おそらく50年くらいの時を経て、
湯浅投手がコーチから伝えられています。
もちろん、伝えたコーチは別人です。
プロ野球界では、代々、伝えられてきたことなのでしょうね。
うまくいかない時、「怒らない」「焦らない」「腐らない」「迷わない、負けない」。
うまくいってる時、「威張らない」。
なにも、野球に限ったことではないように思います。
「怒る自分」「焦る自分」「腐る自分」「迷う自分、負ける自分」
「威張る自分」が出てきそうになったら、
「おい、悪魔が出てきたな」と「自分の中の悪魔」を退治したいですね。
怒らず、焦らず、腐らず、迷わず・負けず、そして威張らず、
一日一日を大切に取り組むべきことに、取り組みたいですね。