今年の入試の主要日程は、残すところ、
3月9日10日の熊本県公立高校後期選抜
3月12日からの国公立大学後期日程
となります。
受験生のみなさんには、持っている力を100%出し切ってほしいと思います。
でも、「100%」って、とても難しいことですよね。緊張もしますからね。
(私の場合は、70%の力しか出せないと割り切って、70%でも問題が解けるくらい力をつけようとしました。)
現在の高校2年生や、来年度入試の挑戦予定の浪人生にとっては、
来年の大学入学共通テストまで、あと10か月+α。
中学2年生にとっても、私立高校の奨学・専願入試まで、10か月+α。
気の早い話と思いがちですが、あっという間の10か月です。
10か月の間に、試験場で「頼れる自分」をつくってくださいね。
そろそろ、タイトルの話をしないとですね。
竹の「節(ふし)」って、イメージつきますか。
骨と骨のつなぎ目みたいに、竹のところどころにある、「ボコッ」としたやつです。
あの「節」の役目は、竹の強度を高めるためにあるんです。
そして、根元から上部まで、等間隔にあるわけじゃないんです。
根元部の方は、間隔は狭くなっていて、強度を高めています。そのおかげで、自分の重みを支えることができて、竹は高く伸びるんです。
中間部は、間隔が広くなっています。そのおかげで、強風に吹かれても、しなやかに対応でき、倒れにくいんです。ガチガチの強度だと、ケンカして、倒れそうですよね。
また、上部は、再び間隔が狭くなっていて、強度を高めています。そのおかげで、枝葉が伸びる重みを支えることができて、折れないんです。
何が言いたいかというと、竹と人間を対比して、人間にも「ボコッ」が必要だということです。
竹の根元近くに節が多いように、中学生・高校生の年代には、人間の強度を高めるために「節」をつくる機会(試練・困難)がたくさんあっていいと思います。そのなかでも、大きな節になるのが、「入試」であり、「受験勉強」だと思います。入試に向けて準備するなかでは、学力はもちろん、我慢する力・粘る力・挫折から立ち上がる力・やり遂げる力など、たくさんの力を身につけることができます。
学校に行ってないからとか、勉強してないからとか言わず、ぜひ、折角の機会だと思って、節をつくる機会(試練・困難)と向き合ってください。ここで強度を高めておくと、将来、強風に吹かれても倒れにくいですよ。
来年度、受験を迎える皆さん。ぜひ、日々自分の「できるしこ」取り組んで、いろんな力を鍛えて、強度を高めてください。応援します!
なんとなく、今の風潮は節をつくる機会(試練・困難)を回避することにあるようにも感じますが・・・。
最後に、竹の上部の話です。上部は親世代かもですね。子どもという枝葉が伸びるのを支える強度、見守る強さが必要ですもんね。”見守る”って難しい試練です。