2017年3月22日水曜日

【個塾だより】「あったことの意味付け」-第2回教育講演会を終えて

【たま日記】改め【個塾だより】

 

3月4日(土)国際交流会館にて、

中学・高校時代に不登校や中退を経験した大学生が自らの経験を語る、

「不登校生・高校中退生のための教育講演会-不登校生だった頃の私(第2回)-」

を行いました。

 

前回と違って小春日和の良い天気。

加えて、会場内はやはり、笑いあり、うなずきあり、そしてちょっぴり涙ありの

とても温かい(熱い?)座談会となりました。

 

「なんで私が?と、あの時は、いじめや嫌なことすべて周りのせいにして、

ただただ、無意味に生きている感じでした。」

 

「ほっとかれると、やっぱり自分はいらないんだ、と思ってしまうし、

でも逆にかまわれすぎても、それにこたえられない自分が嫌で、

たくさん親ともぶつかってきました。

“信じてる”と見守ってもらえてからは、楽になってきた気がします。」

 

「でも、学校に行かなくなったことにより、考える時間ができ、

少しずつ、“あったことの意味づけ”を考えるようになりました。」

 

「就職活動の時、逆に、自分から不登校だったことを話しました。

その時はすごく苦しんだけど、それから得られたことの方が多かったから。

すべては自分を作るためのものだったんだ、と今は思えます。」

 

経験した人だから言える言葉、

乗り越えた今だからこそ話せる言葉

「ドキッ」とさせられます。

話を聞いていたお母さんたちからも、たくさんの質問が出ました。

その1つ1つに丁寧に答えていく彼女たちは、とっても自立した大人の人に見えました。

 

 

講演会後、

「勇気もらえました」と電話いただきました。

お礼のメールも頂きました。

 


彼女たちの気持ちが、行動が、

誰かの勇気に変わっていく

そんな良い連鎖なんだなあとつくづく感じました。

 


講演会にお越しになったみなさん、

「私の経験が誰かの役に立つなら」と言って

自分の過去を話してくれたみなさん、

本当に有難うございました。

 

すべては、自分を作るための要素。

起きたことは変えられないけど、その意味付け(解釈)は自分次第。

 

 

 

また第3回ができればいいなと思っています。