「一日生きることは、一歩進むことでありたい。」
1949年に日本人初のノーベル賞受賞者となった物理学者・湯川秀樹氏の言葉です。
今年のノーベル賞発表の時期となりました。
各界で世界に貢献された人物を知る良い機会ですね。
当たり前のことですが、
ノーベル賞受賞者のみならず、一人一人の何らかの貢献によって、
世界は成り立っていることを忘れずにいたいですね。
ところで、湯川博士がここで言う「一歩進むこと」とは、
決して「うまくいくこと」だけを指しているのではないと私は思います。
その日「うまくいかなかったこと」も含めて、
「一歩進む」と言えるのではないかと思います。
「うまくいかなかったこと」を、どのようにとらえるかです。
「うまくいかなかったこと」を失敗ととらえるのではなく、
「うまくいかない方法を発見した」ととらえる。
そうすると、「うまくいく方法に近づいた」と考えることができます。
(これは、発明家エジソンのエピソードから学んだことです。)
「うまくいく」とは「うまくいかない」とかは、
その日一日で結論が出ることではないと思います。
一見「うまくいかなかった」としても、
長い目で見れば「うまくいった」に近づいているはず。
「あのときうまくいかなかったおかげで今がある」ということもあるはず。
大切なことは、一日一日、何かに取り組むこと。
それが「一歩進むこと」なのだと思います。
今年もあと85日。85歩進むことでありたいものです。