2023年10月7日土曜日

【個塾だより】一日生きることは・・・

「一日生きることは、一歩進むことでありたい。」


1949年に日本人初のノーベル賞受賞者となった物理学者・湯川秀樹氏の言葉です。

今年のノーベル賞発表の時期となりました。

各界で世界に貢献された人物を知る良い機会ですね。

当たり前のことですが、

ノーベル賞受賞者のみならず、一人一人の何らかの貢献によって、

世界は成り立っていることを忘れずにいたいですね。


ところで、湯川博士がここで言う「一歩進むこと」とは、

決して「うまくいくこと」だけを指しているのではないと私は思います。

その日「うまくいかなかったこと」も含めて、

「一歩進む」と言えるのではないかと思います。


「うまくいかなかったこと」を、どのようにとらえるかです。

「うまくいかなかったこと」を失敗ととらえるのではなく、

「うまくいかない方法を発見した」ととらえる。

そうすると、「うまくいく方法に近づいた」と考えることができます。

(これは、発明家エジソンのエピソードから学んだことです。)


「うまくいく」とは「うまくいかない」とかは、

その日一日で結論が出ることではないと思います。

一見「うまくいかなかった」としても、

長い目で見れば「うまくいった」に近づいているはず。

「あのときうまくいかなかったおかげで今がある」ということもあるはず。

大切なことは、一日一日、何かに取り組むこと。

それが「一歩進むこと」なのだと思います。


今年もあと85日。85歩進むことでありたいものです。